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悪の組織に一票入れたい!「正義」とは何か? [経済]

「悪の組織に一票入れたい!」


正義の味方と悪の組織の違い
 
ネット上では有名なコンテンツですが、シェアしたいと思います。
さてどっちが目指すべき生き方でしょうか。

悪の組織の特徴
1.大きな夢、野望を抱いている
2.目標達成のため、研究開発を怠らない
3.日々努力を重ね、夢に向かって手を尽している
4 失敗してもへこたれない
5.組織で行動する
6.よく笑う

正義の味方の特徴
1.自分自身の具体的な目標をもたない
2.相手の夢を阻止するのが生きがい
3.単独~小人数で行動
4.常になにかが起こってから行動
5.受け身の姿勢
6.いつも怒っている

 

 
「悪の組織」のモチベーションの高そうな雰囲気にうっとりし、
思わず「一票入れたい!」という気持ちになりませんか。
その理由ってなんでしょう?

それはたぶん、
「悪」から見ると「善」がどう見えるかという視点で書かれているから
ではないでしょうか。うーむ、面白い~

「善」とは、その社会で支配的な価値観や文化や社会の状態、
「悪」とは、そうした「善」に反旗をひるがえす新興勢力ととらえるとどうでしょう。
マイノリティー(少数派)がマジョリティー(多数派)を見る視点ともいえます。

ここでは、「正義の味方」は、「善」=「現状」を維持しようとする勢力です。
今の体制を維持したいのですが、どうもうまくいかなくなっているので、機嫌はわるい。
いつも怒っているのは、「悪」(つまり新しい勢力)が台頭してきているのを
知っているからです。
でも自分には、ビジョンはないし、どうしていいかという戦略もないので受け身だし、
連帯する目標も失われているので、「悪」に対抗しようとしても、
単独や少人数の散発的な行動にとどまって、ちっとも効果的でなくなってしまっている・・・

こうみていくと、
シュンペーターの唱えた「創造的破壊」に通じる感じの話になります。
このオーストリアの経済学者は、市場経済の均衡状態は停滞を意味すると考えました。
絶えずイノベーションを繰り返すことで、はじめて経済は発展していくことができる。
その原動力となるのが「創造的破壊」です。
今あるもの、社会の調和を保っているものを、あえて破壊する。
これが革新的なもの、つまりイノベーションを生み出し、新しい世界のあり方を創造する、
というわけです。
いかがですか?いかにも「悪の組織」っぽい発想じゃないでしょうか。

少し当てはまらない部分もありますが、
「正義」を昨今の日本企業、「悪」をたとえばアップルに
置換えをしても成立しそうです。
「創造的破壊」を繰り返し、世の中を大きく変えていく企業は、
「悪の組織」の雰囲気を漂わせている気がします。

既成のものを一旦破壊して新しいものを創造することで
経済も社会も進化するという考え方。嫌いじゃないです。

でも、疑問は残ります・・・
「正義」とは何なのですかー?
 

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